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シダほうきと呼ばれる庭ほうきは、パルミラというヤシの木の葉柄から採集した繊維で作られており、業界ではこの繊維をシダと呼んでいます。

一方、我が社が見出した黒い繊維の穂は、それまで日本になかった素材でした。

そのような状況で、原木の名前をそのままパッケージに材質表示すれば、同業他社に原料の入手先がすぐにわかってしまい、類似品が作られることは明らかでした。

他社に原料の原産地を知られないようにいろいろと考えた結果、マレー語で「黒い」を意味する「ヒタム」と、「繊維」の「ファイバー」から「ヒタムファイバー」と命名しパッケージに表示しました。

そして、この「ヒタムファイバー」を使ったほうきの商品名は「ニワニワ(庭掃除に最適であることをアピール)」と命名されました。

従来のシダほうきの繊維数約1000本に対して「ニワニワ」は約4000本もあり、細かい砂ホコリもしっかりと掃くことができ、しかもシダほうき特有の、穂の跳ね(穂が変形してしまうこと)がほとんどない新しい庭ほうきとして、いよいよ市場デビューとになったのです。




発売された「ニワニワ」ですが、今までにないしなやかな掃き心地で、細かな砂ホコリまでしっかりと掃くことができるという特徴が販売店様に早々に認められ、従来のシダほうきとは違った高級庭ほうきとして店頭に並ぶようになりました。

当時、都営バスの運賃40円(07年210円)の時代に「ニワニワ長柄」860円「ニワニワ短柄」580円という高額で販売されていたにもかかわらず、「ニワニワ」は飛ぶように売れていったとのことからも、当時の人気ぶりがうかかがわれます。











当時のチラシ


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