古くから多くの日本に愛されてきた家庭用品のひとつにタワシが
あります。
アズマ工業株式会社でも「水がはねないたわし」として1963年
(昭和38年)に実用新案を取得、発売するに至りました。
現在でも、販売されている超ロングセラー商品です。
「水がはねないたわし」は中央にゴムバンドが取り付けられてい
るのが特徴で、これによって使用中の水はねが抑えられ、洗剤
が飛散して衣類を汚したりすることがないようになっています。
これが「水がはねないたわし」という商品名の由来です。
また、普通のタワシは使用後しばらくすると繊維が横につぶれ、
束ねている針金が表面に出てしまい使いづらくなりますが、「水
がはねないたわし」はゴムバンドの働きでタワシの繊維が常に
まっすぐに保たれており、繊維の先端から少しずつ消耗するため
いつまでも新製品と同じ形で使いやすく、最後まで使いきること
ができます。
この機能に加えて、さらに製造段階にも独自の加工を取り入れま
した。
仕上げの際、特製電動回転ブラシで一個一個、ていねいに磨き
上げたのです。タワシの原料となるパーム(ココナツなどの繊維)
は、使いはじめの際に細かなゴミが出ますが、この特製電動回
転ブラシで磨き上げることで繊維にツヤが出て、細かなゴミも出
なくなりました。
特製電動回転ブラシで磨き上げる作業はなかなか面倒でしたが、
その効果は大きく、見た目にもきれいで一目で高級タワシと分か
るような仕上がりとなりました。
このように機能的で使い勝手がよく、高級感あふれる「水がはね
ないたわし」でしたが、発売するにあたって次なるハードルが待
ちうけていました。
それは、当時激戦であったタワシ市場に新規参入して「水がはね
ないたわし」をどのようにアピールするのか、ということです。
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水がはねないたわし
大・小

当時のカタログ

当時のチラシ
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